こんにちは。
大船渡市社会人サークル事務局です。
2/29(金)は、サークル初のオンライン講座が開催されました。
ライフプランセミナーとして、
これからのライフイベントやリスク、必要になるお金や資金調達方法などの選択肢についての知識を深めていただきました。
講師の経験談も伺いながら、分かりやすく、
<講座概要>
・現在75歳前後の団塊の世代がもらっていた50代の給与と、現在を比較すると賃金や退職金は減少している。
・働いているうちは、お金のリスクは対処できる可能性が高い。
→教育ローンや住宅ローンなど働いているうちは、足りないお金を借りて工面できる可能性が高い。
・低金利時代に入り預金だけでは資産が増えない。
・資金が足りなくなる可能性が高いのは、老後(退職金の有無も大きい)
→老後は、前述のように、資金を借りることができないので、原則的に何もしなければ、資産が減り続けるだけ。自宅などの保有不動産があれば、リバースモゲージ(自宅を売却し済み続けながら家賃を払う方式)などにより、一時金を生み出すこと)が可能、資産がなければ、借りて対処はできない。
・もらっているお金だけで、不安のない老後資金を準備することは難しくなってきた。
・年金制度は、100年後まで破綻しないように、制度設計されており、不足資金も調達される仕組みになっている。破城するという心配はいらないのではないかと考えている。(ただ、2025年以降などは制度が変わる可能性はあるのかもしれない)
・家計の固定費を削減して自由になるお金を増やす工夫が必要
→携帯電話や保険は見直しやすい
・現在66歳の方(女性だったような・・・)が90歳まで生きる確率=50%
・現在66歳の方(女性だったような・・・)が95歳まで生きる確率=26%
・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人=私たちの公的年金の積み立て分の、当該年度の支払わない分=積み立て分を運用している厚生労働省所管の独立行政法人。)は、2020年12月末で、179兆円を投資する世界最大の機関投資家。2001年の市場運用開始以来、2008年のリーマンショックの時期を含めても、平均収益率は年率+3.37%、累積収益額は+85.3兆円。ポートフォリオ(運用資産構成割合)は、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式、それぞれおおよそ約25%程度で構成し、リスク分散している。
・投資する場合は、余剰資金で、運用資産構成を分散し、長期的に積み立てするのがおすすめ。一挙投資は、市場リスク(価格のぶれ幅)変動が大きく影響するので、リターンも大きいが、資産を減らす時も大きく減ることになる。
・投資で3~4%程度の運用実績は、GPIFの健全なポートフォリオでも実現しているので、急激に投資資金を現金化(手元にお金を置いておこう)という世界的な情勢にならない限り、実現可能性としては、難しくない状況ではないかと思う。